「石落し」は、柱状節理が崩れる時、ガラガラと音をたてて落ちることから、このように呼ばれるようになりました。
見玉公園は、もとは大久保と呼ばれ、田畑、炭焼きが盛んに行われていた場所でしたが、しばらく放棄され、大木が生い茂る雑木林となっていました。
その場所を集落の有志達数名が「楽しむこと」を目標に切り拓いたことが公園の始まりです。
林道を広げ、枯木を撤去し、対岸の岩壁を見ることが出来るよう散策路を作り、昔からの石垣を整備して出来上がった場所が基礎となっています。
公園内の森の中では、四季を問わず多くの野生動物、植物を観察することができ、観光シーズンともなると、沢山のハイカーで秋山郷随一の賑わいを見せています。
あえて観光地化せず、自然そのままの良さを体感できる貴重な自然公園となっています。
対岸の苗場山の噴火によりできた地形は「苗場山麓ジオパーク・サイト№10 石落し」として認定され、観光、学習教育の両面から多くの人々を引き付け、苗場山麓ジオパークの拠点の役割を担っています。