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境 内

七段の滝の清流/大杉と大栃

鳥居をくぐり、始まるパワースポット

境内の山門をくぐり抜けると、真っすぐ上に伸びた70段の石畳階段になります。
横には7段の小滝があり、階段途中で小滝の清流に触れることができます。
延命水で喉を潤してみてください。
清流は、真夏でも手を入れ続けている事ができないくらい冷たく、
そばに近づくだけで天然のミストを浴びる感覚を得ることでしょう。

NIOUZOU

山門/仁王門

鳥居をくぐると、大杉の合間に見えてくる山門。
見玉不動尊の中でも、シンボル的存在です。

参拝者を迎える仁王像

仁王(金剛力士)像が配されているものは、
建築様式にかかわらず仁王門といわれています。

上半身は筋骨隆々とした裸体で、下半身に裳をつけて裾をたくしあげて、手には金剛杵(こんごうしょ)とよばれる仏具をもっている一対の像。

口を開いているものを阿形(あぎょう)
閉じているものを吽形(うんぎょう)と呼び、いずれも発声する時の口の形によります。

大黒堂

豊穣の神として多くの信仰あり

正宝院と仁王門の間に大黒堂は位置しています。
お堂の中には柔和なお顔の大黒天(大黒様)が鎮座されていて、豊穣の神として多くの信仰を集めています。
春から秋の間は、お堂の中に入っての拝観ができるようになっています。

HONDOU

本 堂

石畳の階段を登り切ると本堂です。
ご本堂には五大明王が祀られています。

五大明王と天井画

石段を上り詰め、十数歩で本堂の入り口に到着です。

本堂の中は、大黒堂と同じで誰でも自由に拝観できるように配慮されています。
正面には五大明王(戦国時代比叡山由来)を始めとする守り神たちが、常に人間に対して睨みを効かせる様はこの世の中の常を映し出しているようでもあります。

そしてそっと顔を見上げて見ましょう。多くの天上画がここはお寺であり信仰の場であることを教えてくれます。
毎月28日には、見玉講時に本尊の不動明王の前で護摩焚きがおこなわれます。
(護摩壇他硝子戸で仕切られている中への立ち入りは固く禁止されています。)

Power spot

参道と七段の滝

滝の音とマイナスイオン。
樹齢800年を超える大杉が迎えます。

パワースポット境内

樹齢八百年を超える杉の大木にぐるりと囲まれる境内。
令和元年に鳥居から仁王門の間が改修され、玉砂利の道から石の階段へと改修されました。

鳥居近くには、昔から銀杏とメグスリノ木があります。
10月下旬から11月上旬にかけて、大銀杏の黄色とメグスリノ木の朱色の織りなす紅葉は、言葉にならない景色を見せてくれます。

山門の手前に広がる広場は、年に一度の火渡り護摩の行われる場所にもなっています。

山門をくぐると、目の前には石畳の階段。
そしてここから更に滝の音が耳に入るようになり、右手には延命水が見えます。
階段の途中、数か所で滝水に直接触れることのできる場所もあります。

大杉と大栃に囲まれながら、階段を登り切ると本堂のある境内です。
こちらは七段の滝の最上部にあたり、年間を通して冷涼な空気と霊験あらたかな歴史を感じることのできる場所となっています。

滝の口から流れ出る不動川からの冷水は喉を潤し、天狗の葉と呼ばれるほど大きな栃の葉の中には、この地域の食文化の原点でもあるたわわに実る栃の実を見ることができます。

メグスリノキ

別名「長者の木」/カエデ科

正宝院の向かい、鳥居の横に「目薬の木」があります。
昔、このこの木の皮を煎じて目を洗い、目薬としたそうです。

参道脇のお土産店では、秋山郷で採れたメグスリの木を煎じ
お茶にしたものが常に用意され、気軽に飲むことができます。

メグスリの木のお茶は、木をやかんに入れ直接煎じています。
昔から目と肝臓の薬とされ、少し苦味がありますが
さっぱりとした後味が特長です。

津南町の天然記念物に指定された目薬の木の大木は
見玉から1キロ離れた穴藤地内にあります。

羅漢像の道

 RAKANZOU  root

令和2年10月お不動様に「新しい道」が出来ました。
七段の滝のすぐの対岸に「羅漢像」がすべて違う顔を見せてならんでいます。登り切ると七段の滝の第一の滝口を見ることができます。

不動川を挟んでいるだけですが、全く別の空間に迷い込んだかのような感覚を覚えながら、自分に似ている「羅漢像」の顔を探してみてはいかがでしょう。